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2009年12月19日 (土)

読書日記

 国語科の山下です。
 趣味を「読書」としたからには、本について書かなければならないでしょう。
 そこで今月読んだ小説について、さらりと(テストのネタになりそうな本は秘密)。
 しつこく書いてもしようがないので、三十字という制限にしてみます。
 三十字というのは、きついようで手ごろかもしれません。
 たとえば『桃太郎』は「桃から生まれた少年が犬・猿・きじとともに鬼を退治する話」。
 『浦島太郎』なら、「亀を助けた男が竜宮城に行って、土産の玉手箱で老人になる話」。
 この感じで行くと、まず、西田俊也『オオサカンドリーム』(徳間文庫)。
 「ヤッちゃん系の若者が『笑いの学校』へ行って漫才師を目指す話」。
 こう書くと、いかにもおもしろくなさそうですね。
 次は、貫井徳郎『夜想』(文春文庫)。
 「触れた物で人の心が読める少女と出会った不幸な男が救われる話」。
 どんな話だがよくわかりません。
 A・ファウアー『数学的にありえない(上下)』(文春文庫)。
 「天才数学者が確率を基礎に未来を予測する力を得て、悪者と戦う話」。
 うーん、これも意味不明か。
 マイクル・クライトン『NEXT(上下)』(ハヤカワ文庫)。
 「遺伝子を買う企業とヒトの遺伝子を導入したオウムとチンパンジー」。
 三十字では無理……これだけで内容の想像がつく人がいるのだろうか。
 『ジュラシック・パーク』の原作者の最後の小説なんですが……。
 ディーン・クーンツ『オッド・トーマスの受難』(ハヤカワ文庫)。
 「死者の霊が見える青年が、誘拐された友人を霊に導かれて救う話」。
 なんとなくはわかってもらえそうですが、やはりなんだかなあ。
 結論。
 企画倒れでした。

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