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2012年4月 8日 (日)

体重⑤

もともと極端から極端に走る人間なので、「ダイエットするぞ」となると、やることが強烈です。

大阪に戻ってきてから食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べる生活を続けていたらあっという間に体重が十数キロ増え、ドラえもんのようになってしまいました。

これは遺憾!ということになり、とりあえず「走ってみるか」と、ある夜、タッタッタッと走ってみたら何だかとても気持ちがよい。「こ、これは・・・・・・オレはほんとうは走るために生まれてきた男だったのではないか」などとかんちがいし、やたらめったらそこらじゅうを走り回ったら、次の日、膝が痛くて歩けなくなってしまいました。

「走るために生まれてきたというのは早合点であった」と思い直した私は、「そういえば大学時代に痩せたときは、1日1食であった」と考えました。食べる量が少なければ痩せる、それはもちろんまちがいではないのですが、リバウンドなどという概念のないのが当時の私の不幸でした。

よし、痩せるぞ、と決めた私は、それから一日一食、しかも、食べるのは駅の立ち食いうどんだけ(しかもかけうどん)という極端な日々を送り始めました。おそろしくまちがったダイエットですが、とにかく続けることができさえすれば体重が落ちるのは確かです。最初の一ヵ月で8キロ近く体重が落ちました。

でも、やがてそんな食生活にはがまんができなくなります。で、また、ふとるわけです。

2度のリバウンドを経て、体重がついに77キロまできたとき、「いつまでもこんなことでは遺憾!」ということで、ダイエットのやり方を見直すことにしました。大学時代にはたくさん歩いていたことが大きかったのでは?とついに気づいたのです。もともと歩くことは嫌いではありません。しかし、私は時間惜しみをする人間なので、ジムに行ってウォーキングしたりするのはイヤなんです。そこで、毎日、茨木から枚方までママチャリで通う生活をはじめたところ、みるみるうちに体重が減っていきます。一日一食はやめましたが、とにかくカロリーの低そうなものを食べるという方針は継続していて、その頃は毎日ひたすらそばを食べていました。四条烏丸の『有喜屋』さんとかよく行ったなあ。

このときは、さすがに一ヵ月で8キロというわけにはいきませんでしたが、すぐに6キロぐらいは痩せ、その後も一ヵ月に1キロ、2キロと順調に体重が落ち、懇談した保護者の方に「先生、癌ですか」などと訊かれました。で、自転車通勤がすっかり気に入って、その後も長く継続し、結構いい感じでスマートな状態を維持することができました。

しかし、ついに、自転車通勤できなくなる日がやってきたのです。

転職です。

希学園の本部はご存じのように十三にあります。茨木から十三までママチャリで通うと、1時間ぐらいです。これはかなり辛い。自転車に乗る日々とおさらばすると、またしても体重はずるずるっと増え続け、だんだん現在のY田M平先生のような体型になってしまいました。

やはり、本に書いてあることは正しいです。適度な運動と、適度なカロリー制限。痩せるためにはこれしかありません。たくさん歩く、そして食べ過ぎない。それだけですね。それだけ心がけていれば、一年ぐらいでちゃんとした体重になるものです。

Y田先生にもぜひ気をつけてほしいものですが、彼は今、かつての私のような誤ったダイエットに走ろうとしています。それではダメだよ、と言っているのですが、これまでさんざんバカにしてきたせいか、私のアドバイスには耳を貸してくれません。実に遺憾です。やはり、誰しもいつも苦言ばかり呈している人間の言うことには耳を貸したくないものなんですね。これは、子どもを指導するときにも言えることなのでしょう。お小言ばかり言っていると、子どもはやがて聞いてくれなくなります。ご家庭でもぜひ「ほめ育て」を!

Y田くんのこともほめ育てしようっと。

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