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2017年7月 9日 (日)

ほめられるとうれしい

先日、といってももう二ヶ月近く前ですが、西宮北口教室で「灘・甲陽・神女をめざす低学年児童のための読書案内」という講演会を実施いたしました。たくさんの方がおこしくださいました。ありがとうございました。会終了後、どきどきしながらアンケートを拝見したところ、「内容はもちろんですが、時間をわすれるくらいの惹きつけられるお話で、子どもの授業もそうなんだろうなと授業にも興味がわきました。」という過分のお言葉があり、激しく感動しました。がんばろう、また講演会やろう、何なら毎月でもやるぞ、授業もがんばろう、やるぞやるんだ、と燃えに燃えました。火がついてしまった私は、希学園の創立記念日の2日間、ほんとうは比良か奈良に山登りに行くつもりだったんですが、そしてそのために角形のハンゴーや強烈な虫除け(2年前に比良でぶよにやられたので)や鴨だしそばまで買って用意していたんですが、あっさり中止して、図書館でずっと教材作りの仕事をしていました。そのぐらい燃えてしまいました。ほめられると本当にうれしいものですねえ・・・。このブログだってごくたまにではありますが「読んでますよ」とか「楽しみにしてますよ」なんて声をかけられることがあり、何だかもういてもたってもいられないぐらいうれしくなります。子どもたちのことももっとほめまくらないといけないですね。良い答えを言ってくれた子には「なんて優秀なんだ!」、まちがった答えを言った子には「優秀な君でさえ!」、あまりにも論外な答えには「今日もギャグが冴えてるね!」。よし、これからはこれでいこう!

というわけで、ほめられて浮かれてしまったたために創立記念日には山に行き損ねた私ですが、実をいうと、残雪期にはちゃっかり北アルプスに行っていたのであります(創立記念日より前です)。今年は上高地から蝶ヶ岳に登り、常念岳まで縦走したのですが、またクマに会ってしまいました。

私のクマ遭遇率はすごく高い気がします。大雪山系ではヒグマに接近遭遇しましたし(何年か前にこのブログに書きました)、五色ヶ原でもハイマツ帯で若いツキノワグマにばったり出会って遁走させました。西穂高に行ったときはロープウェイから子グマを目撃しました。そして今年は上高地です。あの観光地の上高地でクマ! これはびっくりです。観光客がさほど多くない奥の方ではありますが、登山道ではなく遊歩道から見えるところにクマがいるなんてなかなかないことです。ふと見上げた急な斜面の中腹にいらっしゃって、思わず「まじか」と呟いてしまいました。もう、めっちゃ急ぎ足で通り過ぎました。途中で追い抜いた登山者に「さっきクマがいました!はあはあ」と報告したら、「えっ、見なくてよかった!はあはあ」とよくわからないコメントが返ってきました。でも何となく気持ちはわかります。確かに見なければ平穏な気持ちでいられます。

クマ遭遇率が高いのは、一人で山登りするからだと思います。かっこよくいうと、「単独行」です。いやそんないいものじゃないですけどね。友達がいないだけですからね。かつては「希学園山岳部」や、その分会であるところの「希学園シャワークライミング同好会」なるものがあったのですが(非公認組織)、Y田M平氏の体重増加および体力低下とともに活動休止に追い込まれました。したがって今後も否応なく一人で山登りせざるをえないわけです。何としても本格的なクマ対策が必要です。私としては東北の山に行ってみたいんですが、なんせ秋田から青森にかけてのあたりは去年から人食い熊が出没しているので、手も足も出ません。世の中にはクマ除けスプレーなるものもありますが、心がすぐに動揺する私は、クマが「がおー」と現れた瞬間うろたえてしまい、スプレー缶をふりまわして対抗するというような誤った対処法に陥りそうな気がします。クマよけの鈴が役立たずであるということは北海道でヒグマに遭遇したときに証明済みです。歌をうたいながら歩くときもありますが、息が上がってくるといつのまにか「はあはあ」と言うてるだけになります。

これはもうY田M平氏にダイエットを強要するしかありません。もともとY田氏のぜい肉は私が「秘技肉移しの術」によって私の腹部から移転させたものなので、彼が現在のような体形になってしまった責任の一端は私にあります。一ヶ月に8キロやせたことが3度もあるダイエットの天才たる私が指導すれば、Y田氏の体重などはあっというまに浅丘ルリ子なみになるはずです。問題はY田氏をいかにしてその気にさせるかということでありますが、これはもう「ほめる」しかないですね。ときどき思い出したようにヨイショはしているつもりでありますが、そのぐらいでは彼のビッグウォールのような心は動きません。彼のことをご存じの方は、彼を見かけたら「よっ、天才クライマー!」の一言をぜひともよろしくお願い致します。なんといっても彼は8000メートル峰にくり返し挑んだ(そして敗退した)経験を持つ、1.5流くらいのクライマーです。「天才クライマー」と呼んでも、まるっきり根も葉もないお世辞というわけでは(いやまあお世辞にちがいはありませんが)ありますまい。気をよくした彼がダイエットにいそしみ、私のクマ除けとなってくれることを祈りつつ、本日は筆をおきたいと思います。

あっ、大事なことを忘れていました。

7月15日土曜日の午前、西宮北口教室で『通塾前の家庭学習』というテーマで講演会的なことを実施致します。なんといっても「通塾前」なので塾生の方にはあまり関係ないのですが、もし知り合いの方で興味を持たれそうな方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひご紹介ください。今回は国語の話だけではなく、全教科的にお話ししたいという野望を持っております。よろしくお願いします~。

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