塾講師の風情
授業を終えて帰途につくと、駅のホームで、あるいは電車の中で、「お、この人は塾講師ではあるまいか」と思われる男性を目撃することがあります。
見覚えがあるとか、特殊なバッグを持っているとか(おっと、これは子どもか)いった理由によるものではなく、あくまで「なんとなく」です。
昔からよく話題にのぼるのですが、なんだか、塾講師って・・・・・・わかるような気がする。
(あ、同業者の匂いがする!)
みたいな。
それはいったいなぜなのか?
塾講師的雰囲気とはいったいどのようなものなのか?
管見では、それは「一種独特な崩れ方」とでもいったものではあるまいか、と。
「だらしない」というわけではないんですが、なんとなくふつうのサラリーマンとはちがう感じ。
もちろんそうでない人もいます。
たとえば、社会科のあの先生なんて、ごくふつうの男前のサラリーマンでとおりそうです。
そういえば前職の上司が、
「塾講師なんて、能力ないか常識ないかのどっちかだよな」
と言ってました。
当時職場を見まわして、確かにそのとおりだな、と。
さて、俺はどっちだろう?なんて考えたりして。
その後、希に入社したとき、「少なくとも前者のタイプはいないな」と感心したものです。
となると、問題は後者のタイプか。
っていうか、俺か。
うう。