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2011年12月 4日 (日)

月食まにあっくす

ご無沙汰しております。栗原です。

少年時代に天文学を志していたこともあって、いまだに夜昼を問わず空を眺めるのが好きです。

宇宙戦艦ヤマト→銀河鉄道999→スターウォーズ→ガンダムの世代ですので、宇宙には格別のロマンを感じるわけです。

なのになぜか、あの「はやぶさ」では盛り上がれませんでした。なぜでしょう。まったくもって自分が分かりません。

今回の記事の目的はshine「緊急告知!」shineです。

来たる2011年12月10日は、

全国的に皆既月食fullmoonnewmoonfullmoonが観測できるのです!!!!

しかもしかも。

  ① 土曜日! (小学生が夜ふかししても大丈夫)

  ② 食の始まりが21時台で皆既は23時台! (夜中や明け方でないベストな時間帯)

  ③ 雨の少ない冬!(今年6月11日の月食は明け方かつ梅雨だった)

という、まれにしかみない、またとない好条件なのです。

これに近い条件は2018年1月までありません。6年後なのですね。

ここはぜひにぜひに、皆既月食という天文ショーを親子でみて頂きたいっ。

望遠鏡など要りませぬ。双眼鏡があるとなお楽しいですが。

ついでに正しい望遠鏡の選び方を。

①倍率で選ばない!どちらかといえば口径の大きさで選ぶ。

 200倍以上!などの高倍率をうたっているものはまずダメannoy

 解像度の低い写真を拡大コピーしたと思って下さい。見られたものではありません。

 レンズ・鏡(光学系といいます)が精密で、高品質なものがよろしいです。

②架台が課題!グラグラするものは使えない。

 星や月は動くものなので、安定していて、かつ、調整のしやすい三脚が必須です。

③大がかりなものは逆に使いにくい。倉庫に眠ってしまう……。

 星を見よう!と思ったらすぐに出して使えるのがいいに決まっています。

というわけで、私がお勧めするのは(多くの天文マニアの皆さんと同じになるはずですが)やはり双眼鏡です。レンズの口径が5センチ以上であればベストです。倍率は8~12倍程度。

12倍でも、月はかなり大きく見えます。クレーターなどをくわしく見たいのであれば、40~50倍は必要ですが、そうなると手で持ったままでは揺れてとてもとても見えません。やはり三脚に載せた望遠鏡が必要です。

携帯のカメラでは、月食は撮影できてもとても小さいものになります。

せっかくの数年に一度のショーなので、温かい格好で、空をじっくり見上げて目に焼き付けてみてはいかがでしょうか。

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