阪急電車での憩いのひととき
栗原trがなかなか書いてくれないので、少しだけ。
入試対策のこの時期、朝は電車の中で本を読む元気がまだあるんですが、帰りは気が抜けていてなかなか読めません。
で、往々にして、ただぼんやりと車内のモニター画面を見ていたりするんですが、みなさん、あの、ピタパのCMはご覧になったことありますか? 阪急電車以外でも流しているのかどうか知りませんが、これからデートにむかう男の子と女の子のやつです。
あれ、いいですねえ。もう結構長いあいだやっているんですが、見るたびに「うっ」となります。どういうわけかものすごく僕のツボにはまっていて、無防備な状態で見ているとじわっと涙がわくことさえあります。
うーむ。
他の国語講師に〈ドS〉と呼ばれているこの僕なのに。
で、いろいろ考えてみたんですが、おそらく、《間》がいいんじゃないかなと思います。
これからデートだってんで、男の子はうかれていろいろ妄想しながら、逆に女の子はちょっと警戒しながら待ち合わせ場所に向かっているんだけれども、二人ともに「自分は相手に気に入られないのではないか」と、ふと不安になる瞬間の《間》が絶妙な気がします。
編集が上手いんでしょうね。
いい仕事してるなあと思いました。