月食まにあっくす
ご無沙汰しております。栗原です。
少年時代に天文学を志していたこともあって、いまだに夜昼を問わず空を眺めるのが好きです。
宇宙戦艦ヤマト→銀河鉄道999→スターウォーズ→ガンダムの世代ですので、宇宙には格別のロマンを感じるわけです。
なのになぜか、あの「はやぶさ」では盛り上がれませんでした。なぜでしょう。まったくもって自分が分かりません。
今回の記事の目的は「緊急告知!」です。
来たる2011年12月10日は、
全国的に皆既月食→→が観測できるのです!!!!
しかもしかも。
① 土曜日! (小学生が夜ふかししても大丈夫)
② 食の始まりが21時台で皆既は23時台! (夜中や明け方でないベストな時間帯)
③ 雨の少ない冬!(今年6月11日の月食は明け方かつ梅雨だった)
という、まれにしかみない、またとない好条件なのです。
これに近い条件は2018年1月までありません。6年後なのですね。
ここはぜひにぜひに、皆既月食という天文ショーを親子でみて頂きたいっ。
望遠鏡など要りませぬ。双眼鏡があるとなお楽しいですが。
ついでに正しい望遠鏡の選び方を。
①倍率で選ばない!どちらかといえば口径の大きさで選ぶ。
200倍以上!などの高倍率をうたっているものはまずダメ
解像度の低い写真を拡大コピーしたと思って下さい。見られたものではありません。
レンズ・鏡(光学系といいます)が精密で、高品質なものがよろしいです。
②架台が課題!グラグラするものは使えない。
星や月は動くものなので、安定していて、かつ、調整のしやすい三脚が必須です。
③大がかりなものは逆に使いにくい。倉庫に眠ってしまう……。
星を見よう!と思ったらすぐに出して使えるのがいいに決まっています。
というわけで、私がお勧めするのは(多くの天文マニアの皆さんと同じになるはずですが)やはり双眼鏡です。レンズの口径が5センチ以上であればベストです。倍率は8~12倍程度。
12倍でも、月はかなり大きく見えます。クレーターなどをくわしく見たいのであれば、40~50倍は必要ですが、そうなると手で持ったままでは揺れてとてもとても見えません。やはり三脚に載せた望遠鏡が必要です。
携帯のカメラでは、月食は撮影できてもとても小さいものになります。
せっかくの数年に一度のショーなので、温かい格好で、空をじっくり見上げて目に焼き付けてみてはいかがでしょうか。