国語科講師からのリレーメッセージ⑬「いただきましょう」
ついに第13弾! ゴルゴダの丘を登るのはもちろん、「ね、うし、とら、う、たっちみー」の山下高充trです。そして13といえば十三! ちなみに十三教室前の信号が青になったときの「ピッポー」という音はちょうど13回鳴りま~す。怖い!
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こんにちは。国語科の山下高充です。今日も一緒に勉強していきましょう。
前回は阿部先生よりインドア生活を満喫しようというお話がありましたが、みなさん楽しんでらっしゃいますか。私もZoom授業をテレワークで行うなど外出する機会を減らしていますので、ここは徹底的に外出を控えようとカレーを三日分作り置きしました。おいしかったです。とはいえ三日目にはさすがに飽きてしまい、きゅうりとセロリでサラダを作りました。さっぱりしておいしかったです。
さて、今回カレーに飽きてサラダが食べたくなったのは何も同じ味が続いたためだけではありません。カレーはことこと煮込むので野菜に含まれるビタミンCが壊れてしまい体内で不足します。そうすると不思議なもので体はビタミンCを多く含む食材を食べたくなり、またいつもよりもおいしく感じるんだそうです。それで今回はサラダがほしくなり、おいしくいただけたと。よくできているものです。おなかをすかせた状態で買い物に行くと自然と今足りない栄養をふくむものを買うことが多いとも言われています。生命の神秘ですね。
じゃあ食べたいものだけ食べればいいじゃんとなりそうですが、そう都合よくはいかないところが自然のおもしろさ。このほかにも例えば生命の維持に欠かせない食材は不足していなくてもおいしいと感じます。代表的なのが塩と油、そしてでんぷんです。でんぷん豊富なじゃがいもを油で揚げて塩をふったポテトフライなんかはおいしくておいしくて仕方ありませんね。何かの記事で見ましたがアメリカではポテトはベジタブルだからボディにグッドなヘルシーメニューということで山盛りのポテトフライを毎日食べる人がそこそこいるそうです。その記事に出ていた人は健康に悪そうな体になられていましたが。
おいしさを生み出す要素は、5年生のテキストにもありましたが、その他にもいろいろな要因があります。おいしいと思って食べることも大切です。普段の食事をおいしいと思いながら食べることは脳にもいい影響があるそうです。これは実践せねばですね。また、食べるときの気持ちも大切です。落ちついた気持ちで食べるとしっかり味わうことができます。悲しみやあせりを感じているとおいしさも大幅ダウンです。宿題は予定通り仕上げてからごはんを食べましょう。
自分が作った料理はおいしく感じるという人もいます。もしかしたらこの時期家族のご飯作りを手伝っていますという人もいるかもしれませんね。とはいえ刃物を使うこともあり誰でもができることではありません。ではその他の家事のお手伝いをしてみたらどうでしょうか。お皿を用意したり洗ったり、炊事に協力することでご飯がいつもよりおいしく感じるかもしれません。ご飯作りだけでなく、掃除などもきちんとやるとなかなかの運動になることもあって一石二鳥です。"Hunger is the best sauce."(空腹がいちばんの調味料。)という英語のことわざもあります。勉強もお手伝いもがんばっておいしいご飯をじっくりと味わいましょう。