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2021年8月 8日 (日)

少しスマホを見直しました

4月からスマホユーザーになり、当初は文句ばかり言っていた私ですが、いいところも少しはある、というのがスマホに対する最近の感想です。先日山登りに行ってそう思いました。

1 今歩いているところがどこか、すごくよくわかる!(スマホに切り替えた最大の理由です)

2 美麗な写真を即座にかつ一斉にLI◎Eで希学園山岳部(非公認)の人々に送りつけられる!

このぐらいではありますが、これまでにない山行スタイルが楽しめました。

剱岳やら立山に登るときは私は基本的に富山側から入ります。富山から地鉄(富山地方鉄道)で立山駅まで行き、そこから標高差500メートルをケーブルカーで一気に美女平というところまで引っ張り上げてもらいます。で、さらにバスで1時間ほどぐるぐると室堂平というところまで登ります。途中、弥陀ヶ原という大変気持ちのよい高層湿原があり、室堂平から弥陀ヶ原までは何年か前に歩いたことがあるのですが、一度立山駅から弥陀ヶ原まで通して歩いてみたいなあと思っていたので、スマホの使い勝手を確かめる目的もあって、行ってきました。

今年は梅雨入りが早かったので午前中はつらい山行になりました。さいわい、美女平にたどりついたころには雨もやみ、さあ、ここからは木道歩きが中心で歩きやすいし道に迷うこともないしルンルンだぜと思っていたのですが、とちゅうから趣が変わっていきました。

はじめのうちはこんな感じだったのですが、

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標高が上がるにつれてこんな感じになりました。

20210525_113036

ここで威力を発揮したのが、スマホであります。GPS機能を使って、ダウンロードした登山地図に今自分がさまよっているところを落とし込むことができるのです。おまけに、その地図には、他の登山者たちの足跡がたくさんドットされているので、そのドットの濃いところから逸れないように歩けば、まず道迷いはないというわけです。ついに時代に追いついた! だいぶ人より遅れていますが、感激しました。

しかし、雪解け期だったので、雪に埋もれていた木々の枝が突如として跳ね上がり、顔をひっぱたかれたりして怖かったです。

じつをいうと、その前にもべつの山に登っており、そのときもすでにスマホユーザーだったのですが、その山(西穂高岳といいます、飛騨山脈=北アルプスの山です)は雪の上にしっかりと他の登山者の踏み跡が残っていたため、道迷いの心配がなくGPSの出番もなかったのです。

こんな感じのところを登って(これは下山中に撮影したもので、よくよく見るとちょうどどまんなかに小さくべつの登山者の姿が見えます、こいつは、もといこの方は雪山初心者っぽい同行者を置き去りにしてさっさと下山していくスパルタな人でした)、

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こんな感じの山頂にたどり着きました。

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このあと、山小屋まで降りてきたころにはなぜか猛烈な頭痛に襲われ、息絶え絶えになりながらテントを張り終えるや、爆睡してしまいました。たぶん熱中症的なものだ思います。つい水分補給を忘れて夢中になって登ってしまうので。猛暑の夏、みなさまもお気をつけください。

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