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2020年4月17日 (金)

国語科講師からのリレーメッセージ④「おぼろ月夜」

第4弾は角谷trです。

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 竹見先生のコラムに「ふるさと」があったので、すこし思いついたことを書いてみようと思います。みなさんは次の歌を知っていますか。

「おぼろ月夜」
菜の花畠に 入り日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて におい淡し

 「ふるさと」と同じ高野辰之作詞の童謡です。小学校の音楽の教科書にも載っているものが多いので、いずれ習うかも知れませんね。

歌詞の意味は
目の前に菜の花畑が広がり、その向こうに夕陽が沈んでいく。
山々の稜線のほうを見れば霞が濃くかかっている。
そよそよと春風が吹いていて、空を見上げれば、
夕方の月がかかって 淡く光っている。
といったところでしょうか。春の風景を見事に描写していると思います。

 さて問題です。この歌の中に春の季語はいくつあるでしょうか。
 正解は三つ。「菜の花」「霞」「春風」です。音楽の時間に学ぶものにも国語の勉強に役立つものがあるんですね。みなさんにも今学んでいることを他のことにも関連づけていってほしいと思います。

(おまけ)
「おぼろ月夜」の二番の歌詞です。春の季語はいくつあるかな。調べてみましょう。

里わの火影も 森の色も
田中の小路を たどる人も
蛙のなくねも かねの音も
さながら霞める おぼろ月夜

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